今年の二月に ADHDについての最新研究が報告されました。


「ADHD、脳の大きさにわずかな差、大規模研究で確認」
http://www.afpbb.com/articles/-/3118188?cx_part=txt_topics


こちらのリンクはその論文。
Subcortical brain volume differences in participants with attention deficit hyperactivity disorder in children and adults: a cross-sectional mega-analysis


この研究報告を踏まえ、ADHD の改善が期待できるサプリメントをご紹介します。

まずは、以前ご紹介した下記リンク先の論文をおさらいすることが必要です。この研究で使われているアメリカ人参エキスは高麗人参エキスに替えることができます。効果につながるのは「活性成分」であり、それら両者は主要な点でおなじだからです。


Lyon MR, Cline JC, Totosy de Zepetnek J, Shan JJ, Pang P, Benishin C. J Psychiatry Neurosci. 2001. Effect of the herbal extract combination Panax quinquefolium and Ginkgo biloba on attention-deficit hyperactivity disorder: a pilot study. 2001 May;26(3):221-8.


部分的な訳を試みました。興味を持たれた方は全文をお読みください。


〜 ADHD に対する人参エキスとイチョウ葉エキスの効果 〜

方法:博士らは3〜17歳までの ADHD の診断基準 (DSM-) に該当する児童36人を対象として研究を行った。

児童らには人参エキス 200mgとイチョウ葉エキス 50mgが入ったカプセルを 2粒/日、空腹時に 4週間内服してもらい、内服開始から 2週間後と 4週間後に評価を行った。

評価方法としては、投与前と後で親に対する調査を行い、ADHD の主要な症状 (反抗的行動、学習障害、多動‐衝動性、易不安性、完璧主義、社会的問題、情緒不安定性) の変化および、満たす ADHD の診断基準 (DSM-検▲灰福蕊床措榲戞CPRT:conner’s parent rating scale)など) の変化について観察した。

結果:人参エキスとイチョウ葉エキスの入ったカプセルを飲み始めてから2週間後、上記した7つの主要症状のうち反抗的行動については 64%の児童で、学習障害については 56%の児童で、多動性‐衝動性については50%の児童で改善が認められた。

4週間後には、7つの主要症状すべてで有意な改善が認められた。

また7つの評価基準に照らしてみても2週、4週どちらの時点においてもすべての評価基準で有意な改善が認められた。例えば、DSM-犬良埣躇佞旅猝椶任 2週の時点で 39%の児童で、4週の時点では 75%の児童で改善があった。

副作用については、衝動性や過活動性が増したと判断された児童が2人いた。

また、リタリンを併用した児童で発汗や頭痛があった児童がそれぞれ1人ずついたが、人参とイチョウ葉の影響であるのかどうかは断定できなかった。


・・・・引用を終了。・・・・


そして、今回の注目点は、こちらです。

この論文内の Ginseng extracts の項目で述べられている、つぎの内容。

≪抜粋≫
Ginsenosides have been shown to possess neurotrophic effects. The ginsenosides Rb1 and Rg1 have been shown to potentiate the effects of nerve growth factor, which is a critical endogenous neurotrophic substance.
This suggests that long-term administration on ginseng extract may have the potential to promote the growth of underdeveloped brain regions in those with ADHD.


≪訳≫
ginsenosides は神経栄養作用を有している。
(訳者注:ginsenosides とは高麗人参エキスやアメリカ人参エキスに含まれる活性成分)。
ginsenosides Rb1、Rg1は、神経成長因子の効果を促進させる。つまり、ginseng の抽出物を長期間摂取すると、ADHDの患児の未発達な脳の部分の成長を促進できる可能性がある。 



ここで、いったん、立ち止まるとしましょう。



【注意点とアドバイス】


その一。
高麗人参エキスを購入しようというその前に、求めたいのは上記の活性成分が含まれているか、否か、であることを思い返してください。

日本で売られているサプリメントのラベルに「活性成分」は書かれていません。それをラベルに表記することは制度上の問題となりかねないからです。メーカーに直接たずねるか、メーカーのHPの細部に目を通したほうがよいでしょう。


その二。

貴方が大人でADHDが苦労の種なら、トレーニングの並行は、改善のための近道。

ADHDと思われる人間のとおる道、そのひとつをわたしも歩いてきたと思います。ありがちなことです。日常生活におけるささいなミスや生活をゆるがす大きな痛手。それらがまねく人間関係の亀裂。そんなあまたののつまずきは、やがて、ココロと頭脳を弱らせることになる。貴方にも身に覚えのある物語かもしれません。

状況が変わりはじめたのは三十歳のころ、実行していたのは(ちかごろでいう)マインドフルネス、ジョギング、サプリメント摂取など。

マインドフルネスは、(当時は瞑想と呼んでいましたが)浮かんでくる思考の一つひとつに気づけるようになります。「気づく」がゆえに、望まない行動にさそう思考が浮かんだとしても、拒むという選択権を手にできます。なにより、このメソッドが魅力的なのは、実行するのにお金も時間もかからないことです。やり方はいたって簡単(しかし、実行しつづけるのはいささか困難)。それは行動のすべてを瞑想的な意識で行う、すなわち、意識の焦点を、行っている事柄のみに定めつづける。例を挙げましょう。歩くときは歩くことだけを、食べるときは食べることだけを、「感じる」ようにします。考えるということを減らすのです。考えたいときは、考える時間を設けたその枠内で「考える」。とはいえ、「思考」は、あたまのなかにかってに浮かび来る「雲」のようなものです。抑えつけることはできません。しかし、放っておきさえすれば、遅かれ早かれ、消え失せます。この、放っておく、とは、意識の目で思考を見つめつづけるという感覚行為のことです。それでもふりはらえない思考には、抵抗せずに降参する(ふりをするだけ)、というのもやり過ごすためのコツです。なんら行動をしていないときにはどうするか? 横隔膜を動かしています。息を吐ききることに意識を使いますので、何もしない、という時間はあまりないと思います。このような意識の単純な使い方が、意志のチカラを強くします。

ジョギングのおもな目的は足の裏への刺激。大人の脳においては海馬のニューロンだけは新生するらしく、それがその新生をうながことにつながります。

ADHDの改善が期待できるサプリメントは記憶力と集中力も支えます。メンタル面がネガティブ寄りに傾くのを、脳の側からも支えます。必要なニューロトランスミッターを、そしてその充分な分量を、いわば「飛ばす」、環境作りをサポートするからです。


ココロ(意識)とカラダを訓練する。食事と休養をとる。良質のサプリメントを加える。つまりわたしは、自分を ADHDにいどむ「アスリート」になぞらえた、というわけです。

できることから始めてはいかがでしょうか。もちろん、くじける自分を責める必要はありません。人生はなるようになり、あるようにある、というのも世の真理です。「真理はあなたがたを自由にする」というではありませんか。



ADHDについてのお勧めのサプリメントを挙げます。

CHIRON キロンから発売されている SWITCH には、上記の条件を満たす高麗人参エキスとイチョウ葉が含まれています。さらにはホスファチジルセリンとバコパモニエラエキスも配合されています。

ちなみに、キロンのラベルの側面には、こう書かれています。

With Supplement and Fighting Spirit.



うまくいくと、いいですね!


▼SWITCH の Amazonページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0095GON76