反逆者のための
サプリメント日記

スマート・サプリメント情報をお届けいたします。受験生やビジネスマン、運命に挑むあなたのお手元へ。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



さっそく、いわゆる発達障害、ADHD の人が検討すべきサプリメントを、改めてご紹介します。



候補のひとつは、イチョウ葉エキス 50mg と、アメリカ人参エキス 200mg を、あわせて摂ること。



そのふたつを、1日に 2食。



下記リンク先の論文では、そのように報告されています。



※この実験では、空腹に上記のエキスを摂っていますが、その場合、成分が強くはたらくことになります。効果が強まるところは良いのですが、気分が悪くなることもあり得ます。まずは、食事と一緒にとってみて、様子を観察してもよろしいかもしれません。



https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11394191



論文のタイトル

「Effect of the herbal extract combination Panax quinquefolium and Ginkgo biloba on attention-deficit hyperactivity disorder: a pilot study. 」



このような訳です。



「ADHD に対するアメリカ人参とイチョウ葉エキスの効果。」



内容は次のようになります。



方法:3〜17歳までの ADHD の診断基準 (DSM-) に該当する児童36人を対象として研究を行った。



児童らには、アメリカ人参エキス 200mgとイチョウ葉エキス 50mgが入ったカプセルを 2粒/日、空腹時に 4週間内服してもらい、内服開始から 2週間後と 4週間後に評価を行った。



評価方法としては、投与前と後で、親に対する調査を行い、ADHD の主要な症状



・反抗的行動

・学習障害

・多動‐衝動性

・易不安性

・完璧主義

・社会的問題

・情緒不安定性



の変化および、満たす ADHD の診断基準 (DSM-検▲灰福蕊床措榲戞CPRT:conner’s parent rating scale)など) の変化について観察した。



結果:アメリカ人参エキスとイチョウ葉エキスの入ったカプセルを飲み始めてから 2週間後、上記した 7つの主要症状のうち、「反抗的行動」については 64%の児童で、「学習障害」については 56%の児童で、「多動性‐衝動性」については 50%の児童で改善が認められた。



4週間後には、7つの主要症状すべてで有意な改善が認められた。



また 7つの評価基準に照らしてみても、2週、4週どちらの時点においても、すべての評価基準で、有意な改善が認められた。



例えば、DSM-犬良埣躇佞旅猝椶任 2週の時点で 39%の児童で、4週の時点では 75%の児童で改善があった。



副作用については、衝動性や過活動性が増したと判断された児童が 2人いた。



また、リタリンを併用した児童で発汗や頭痛があった児童がそれぞれ 1人ずついたが、アメリカ人参とイチョウ葉の影響であるのかどうかは断定できなかった。



引用は以上です。



賢者のサプリメントから発売されている「DAMPER」には、3カプセルの中に、アメリカ人参エキス 200mg、イチョウ葉エキス 50mg が入っています。



お子さまの場合、まずは 1カプセルから、体質に合うか否か、片頭痛などが生じないか、などを確かめたほうが良いかもしれません。



大人の方で強めの体感を求めたい場合、キロン ブランドの「SWITCH」「COOL SWITCH」「SVS」「CSV」などを試してもよろしいかもしれません。



たとえば、COOL SWITCH は、イチョウ葉エキスとアメリカ人参エキス。



SWITCH は、イチョウ葉エキスと高麗人参エキス。



ほかにも、有意義な原料が、DAMPER よりも多く配合されています。



アメリカ人参と高麗人参は、含まれる成分が似ており、したがって、期待できる効果も似ています。



異なるところは、アメリカ人参が「涼性」と呼ばれ、高麗人参が「温性」と呼ばれるところです。



たとえば、のぼせやすい体質の人はアメリカ人参を用い、冷えやすい人は高麗人参を用いるなど、そのような使い分けが、ひとつの目安になるかと思います。


Amazon 賢者のサプリメント「DAMPER」

https://www.amazon.co.jp/dp/B08J28C2TM

Amazon キロン「SWITCH」

https://www.amazon.co.jp/dp/B0095GON76

Amazon キロン「COOL SWITCH」

https://www.amazon.co.jp/dp/B07P9XSK2G

ホーリーバジルというハーブについてのお話です。

まずは、「賢者のサプリメント」から、発売の HOLY BASIL 。

価格 2,980円を、現在 Amazonでは 2,300円に、お下げいたしました。

「定期おトク便」は、2,185円でございます。



お値段について、思い出されるのが 20年前のことです。

2000年ごろのこと、体調がすぐれない時期があり、たとえば出勤するとき気持ちがついてこなかったり、創作的な仕事を後まわしにしてみたり。

そうした不調に、ひとそれぞれの改善策があるだと思います。

たとえば、

ねる時間を延ばすことや、あそぶ時間を増やすことなど。

そのまま気合で押し通す方も、いらっしゃるでしょう。

心療内科に出向く選択も、アリかもしれません。

なかには、サプリメントを試す機会、そう考える者もいたりなどいたします。

その頃従事していたのは、アスリートのサプリメントを作ること。

そこは迷わず、自分にあったサプリメントを探すことに。


調べた結果、ホーリーバジルが、候補にあがりました。

分かったことは、次のことです。

英語では、HOLY BASIL(ホーリーバジル)。

ヒンディー語では、Tulsi(トゥルシー)。

日本語では、神目帚(カミメボウキ)。

インド地方の伝統医学であるアーユルヴェーダにおいて、トゥルシーは、比較的よく使われるハーブである。

期待できる効果のひとつに、いわゆるストレスに、対抗したり、順応させたり、ココロとカラダを助けるチカラがあるらしい。

そうしたチカラをもつハーブを「アダプトゲン」と呼んだりもします。

ロディオラ、アシュワガンダ、高麗人参、このホーリーバジルも、その仲間です。

科学的な視点から、ホーリーバジルを見た場合、期待できる効果を生み出す健康成分は「ウルソル酸」である。

したがって、“損” をしない、ホーリーバジル サプリの選び方とは?

「ウルソル酸」がどれだけ入っているか、そこを確かめることが、ポイントです。

次に、購入する段になり、分かったことがありました。

当時、日本製のものがなく、アメリカのものを手に入れることになりました。

商品を比べてみると、標準的な 1回分に、ウルソル酸が 8mg〜12mg、入っているものが、多く見受けられる。

価格は、1,000円〜2,000円で、送料は、別。

繰り返し申し上げますが、これは 2000年ごろの出来事。

当時の通貨レートはいわゆる「円高」であり、もともと安価なアメリカのサプリメントは、日本のそれより、約半値。

次に、使ってみてわかったこと。

飲んだあとの 5、6時間、調子の良し悪しを気にすることなく、時間を過ごすことができました。

あくまで、個人の感想です。

わたしの活用期間は約1年。

調子がもどったからなのか、なくても平気で過ごせるようになっていました。


その頃の出来事を振り返るとき、いくつかの思いが、胸に帰来します。

ひとつは、ホーリーバジルをきらさないよう気にかけていたことです。

頼りにしていたのだと思います。


ふたつめは、安く手に入ることが心強くも感じられました。

良質のものが、安価である。

そして頼りになるとことに加え、 “聖なるバジル” 。

なんだか弱者をたすける正義の味方、という感じがしなくもありません。

そんなところも、心強かったのかも。


みっつめ、自分のサプリメントブランドをつくったとき、質の高いホーリーバジル サプリを世にとどけよう、そんな考えを持つに至りました。


2010年にキロン社がスタートしました。

2012年、発売した「CONCENT」は、ホーリーバジルを中心に、4つアダプトゲンをブレンドしたサプリメントになりました。

2015年、「TORCH」が発売となり、そこにもホーリーバジルが不可欠なものとしてブレンドされています。

キロンの目的は、わたしには、当然ながら、あきらかなことです。

「挑みつづける限り、ひとは際限なく成長するのかもしれない」

では、どんなサプリメントを摂ることが望ましいか?

たとえば、スポーツカーには、その挑戦的な走行と、消耗にふさわしいエンジンオイルが必要、ではないでしょうか?

その問いへの答えとは、つまるところ、不屈の意志へのサプリメントです。

ホーリーバジルはキロン製品にとって、いまや重要な位置を占めるハーブです。

(興味深い論文も、後日、改めてご紹介します)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21977056/


今年 2022年 2月、賢者のサプリメントより「HOLY BASIL」を発売いたしました。


標準的な1回分に、ウルソル酸は 10mg、配合されています。

アメリカのものと比べても、パワーは同等ですが、異なるところは、カプセルのサイズ。

「賢者のサプリメント」では、長さ 15ミリのカプセルを、採用しています。

標準的な 1回分を、小さな 3つのカプセルに分け、収めることにしました。

単純な仕組みですが、次の利点を、得ることができます。

・カプセルが飲み込みやすくなり、

・飲む分量を、調節しやすくもなります。


かつてわたしは、正義のサプリメントのたすけを受けました。

現在、日本の世情は、さまざまな面で厳しい状況にあるのかもしれません。

そうお感じになる方も、少なくないのかもしれない。

「HOLY BASIL」が、お客さまのお役に立てれば、幸いです。

本年のご愛顧に心より御礼申し上げます。

来年も、頑張りましょう。



キロン社のホーリーバジル製品はこちら。

・賢者のサプリメント「HOLY BASIL」
https://www.amazon.co.jp/dp/B09RQPCSHX



・キロン「CONCENT」
https://www.amazon.co.jp/dp/B017DM21GI


・キロン「TORCH」
https://www.amazon.co.jp/dp/B012TF7YFW

記憶、集中、ADHDの状態を改善するために、ホスファチジルセリンをお求めになる方も、いらっしゃるかと思います。

ホスファチジルセリンは「リン脂質」とも呼ばれています。

たとえば大豆。

構成される物質のうちの数パーセント程度に、ホスファチジルセリンが含まれています。

サプリメントとしてのホスファチジルセリンは、大豆由来です。

ホスファチジルセリンの摂取量が増えると、神経伝達が良好になることが期待できます。

なぜなら、

ホスファチジルセリンは

・細胞膜の構成要素であり、脳に多く存在している。

・神経伝達物質を作る際の材料でもある。

神経伝達の変化は、認知機能全般に、具体的には記憶、集中、気分に影響を及ぼすことになり、ホスファチジルセリを食すことで、それらが改善される可能性が高くなる、という次第です。

下記リンク先の論文は、認知機能を回復させる可能性のある栄養と植物エキスついてのレビュー。

述べられているのは、ホスファチジルセリン(PS)、アセチル-l-カルニチン(ALC)、ビンポセチン、イチョウ葉、バコパです。

それらの栄養や植物エキスが、認知機能に利益をもたらすことが述べています。

ホスファチジルセリンについては、

「認知症または加齢にともなう認知機能低下のある中高年被験者の、記憶、学習、集中、単語想起、および気分を改善するための検証」を行った結果、

「興味深い貢献がなされる」

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=10383479

ホスファチジルセリンの分量については、こう報告されています。

・効果的なホスファチジルセリンの分量は、1日 100mg。

・記憶力の低下に対しては、1日 300mg。

・1日 600mgで気分に影響を与える。

ひとつ注意が必要です。

自身の体質に対し、ホスファチジルセリンの摂取量が多い場合、不快感をまねくこともあり得ます。

はじめてホスファチジルセリンを摂る場合、1回分 50mg〜300mg 程度で様子をみたほうが宜しかもしれません。

飲む前に、当然、購入することになるわけですが、「ホスファチジルセリン」の販売価格は、1,500円から6,000円の範囲でしょうか。

価格の違いは、

・原産国、品質の違いかもしれません。

・営業努力に差があるのかもしれません。

あるいは

・宣伝でうたわれているホスファチジルセリンの含有量が、実際に入っている量とは、異なるのかもしれません。

この「うたわれている含有量と、実際の量とのちがい」については、サプリメント業界に存在する、また別な問題でもあります。

ひとまず、

ホスファチジルセリンについて言えることは、期待できるサプリメントである、ということです。

ストレスに苛まれているとき。
気分がすぐれないとき。
頭のはたらきが悪いとき。

お試しになられてはいかがでしょうか。

ところで、キロンの 「HYPER SWITCH」 に入っているのは、イチョウ葉エキス、バコパエキス、高麗人参エキス、そしてホスファチジルセリン。

ホスファチジルセリンは日本製。

分量は 2カプセル中 100mg。

実売価格は、4,100円。

健康成分があきらかなイチョウ葉、高麗人参、バコパがしっかり入っていて、なのでお勧めです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B012QKWVMQ

記憶力サプリでお勧めするのは、 ホスファチジルセリン360mgと、イチョウ葉エキス120mg をあわせてとることです。

下のリンク先の論文は、平均年齢20.4歳の健常人に対する、イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンとの組み合わせについての報告です。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17457961



比較されているのは次の三つです。

1.イチョウ葉エキス120 を単体で摂取。

2.イチョウ葉エキス120 とホスファチジルセリン (PS) 360 を同時に摂取。

3.イチョウ葉エキス120 とホスファチジルコリン (PC) 360 を同時に摂取。



一定の時間後に
「注意力のスピード」
「注意力の正確性」
「記憶力のスピード」
「記憶の正確性」
「二次記憶」
「ワーキングメモリー」

などが調べられています。

結果。

もっとも効果の高い組み合わせは、

2.イチョウ葉エキスとホスファチジルセリン の組み合わせ。



【注意力のスピード】

1.イチョウ葉エキス単独 と

3.イチョウ葉エキスとホスファチジルコリンは、2.5時間後まで有意に速くなった。

2.イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンは、6時間後においても有意に速い。



【注意力の正確性】

2.イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンの組み合わせに有意な改善がみられた。



【記憶のスピード】

3.イチョウ葉エキスとホスファチジルコリンが4時間後に逆に遅くなった。

2.イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンは、摂取1時間から6時間後のすべてで有意に改善した。



【記憶力の正確性】

2.イチョウ葉エキスとホスファチジルセリンで、2.5時間、4時間後で向上。

3.イチョウ葉エキスとホスファチジルコリンで、2.5時間後に向上。



【二次記憶】は有意差なし。



【ワーキングメモリー】は有意差なし。



このイチョウ葉エキス120mg と ホスファチジルセリン360mg、

それぞれを購入して飲めばよいと思います。


その比率で組み合わされている賢者のサプリメントの「 MEMO 」もお勧めです。

アマゾンでの販売ページはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7V9AIK













戦う頭脳は、睡眠不足。

脳の健康、どう保ちましょう?


お勧めするのは、キロンの BREAKER

アメリカ人参エキス、GABA、ラフマエキスが配合されています。

とくにアメリカ人参とGABAとの相性が良い組み合わせです。


きょうご紹介するのは、こんな研究報告です。

ラットに対し72時間の睡眠阻害を行ったという実験。

結論は、このふたつ。


1、睡眠不足は、脳機能を低下させ、ニューロンの死滅を招く可能性がある。

2、睡眠阻害下でアメリカ人参は、そのGABA調整機能によりニューロン保護作用を発揮する可能性がある。


論文、訳しました。


GABA-BZD Receptor Modulating Mechanism of Panax quinquefolius against 72-h Sleep Deprivation Induced Anxiety like Behavior:Possible Roles of Oxidative Stress, Mitochondrial Dysfunction and Neuroinflammation

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=27013946


72時間眠らなかったことによる不安に対する、アメリカ人参のGABA-BZD受容体調整作用:酸化ストレスやミトコンドリア機能不全、神経炎症への効果の可能性。



Rationale(根拠):アメリカ人参は数々の神経疾患に対して有用であることが知られています。しかし、そのメカニズムははっきりとは解明されていません。GABA(γ-アミノ酪酸)は睡眠・覚醒ホメオスタシスに重要な役割をはたしています。アメリカ人参のGABA促進効果について研究することを研究の目的とします。

Objective(目的):今回の研究で、72時間睡眠をとらなかったことによる不安などに対してアメリカ人参の神経保護作用において、GABA促進効果を明らかにすることを目的とします。

Materials&Methods(対象と方法):オスのラカマウス(laca mice)の睡眠を72時間阻害し、Panax quinquefolis(アメリカ人参 50, 100, 200 mg/kg)単独もしくは、GABA量を調節する物質(GABA Cl⁻チャネル阻害薬、GABA-ベンゾシアゼピンチャネル阻害薬、GABAAアゴニスト)を共に8日間摂取させました。そして5日目から72時間の睡眠阻害をもうけました。各種の行動の変化(運動活性、ミラーチャンバーテスト)、生化学的パラメーター(脂質過酸化、グルタチオン値、カタラーゼ値、亜硝酸塩値)、ミトコンドリア複合体、神経炎症マーカー(TNF-α)、血漿コルチゾール値、組織学的変化について評価を行いました。

Result(結果):42時間睡眠を阻害すると、不安様行動や酸化ストレスの原因となり、運動活性が低下しました。ミトコンドリア酵素活性の低下や血漿コルチゾール値の上昇、脳内TNF-αレベルの上昇が認められました。アメリカ人参(100, 200 mg/kg)内服群では行動や生化学パラメーター、ミトコンドリア、組織学的にみて修復が認められました。GABA Cl⁻チャネル阻害薬やGABA-ベンゾジアゼピン受容体阻害薬を事前に投与すると、アメリカ人参の効果は有意に阻害されました。

Conclusion(結論):アメリカ人参の神経保護作用にはGABA促進メカニズムが含まれていると考えられます。


Introduction
GABA(γ-アミノ酪酸)は中枢神経系で抑制性の神経伝達物質として機能しています。GABAと結合する受容体は3つあり、GABAA受容体、GABAB受容体、GABAC受容体があります。GABAA受容体は中枢神経系に多く存在している一方、GABAC受容体は網膜などに存在しています。GABAA受容体はCl⁻チャネルの通過性を調整することによりGABAによる抑制作用を発揮します。

GABAは睡眠/覚醒やflip-flopサイクルにおいて重要なメディエーターであり、睡眠ホメオスタシスの調整に重要な役割を果たしています。VLPO(腹外側視索前野)ニューロンによる睡眠はモノアミン系興奮システムの抑制によって引き起こされます。その反応は2つの抑制系神経伝達物質GABAとガラニンの放出により調整されているのです。それによりVLPOのGABA系ニューロンは睡眠の導入と維持に重要な役割を果たしています。

睡眠障害ではGABA量の変化が起こることが報告されており、GABA系メカニズムは睡眠障害による不安様行動や酸化ストレスに重要な役割を果たしていると考えられます。また、睡眠障害により引き起こされるものとして、不安様行動や認知機能の低下酸化ストレス(ROS)、ミトコンドリア機能不全、神経炎症などが認められています。

(ミトコンドリア関連は省略)

コルチゾールレベルの上昇とGABA誘導抑制系効果は関連があることが明らかになってきています。コルチゾール値の上昇はストレスへの耐性をもたらしますが、その状態が長く続くとGABA系のシステムが抑制されることにつながるのです。さらに、TNF-αは抑制系シナプスの強度を激減させるという報告があります。神経TNFR1に結合したTNF-αにより、GABA系シグナルのダウンレギュレーションが起きるだけではなく、細胞表面のGABAA受容体の減少もまた引き起こされるのです。
このように、睡眠障害によって酸化ストレスやミトコンドリア機能不全、神経炎症などの複合的相互作用が引き起こされることがわかってきています。

アメリカ人参は伝統医療で有益な効能を持つ物質と認識されています。中枢神経系疾患へのアメリカ人参の効果はストレスや脳梗塞に対するものだけではなく、アルツハイマー病やパーキンソン病、ハンチントン舞踏病、ADHDに対するものまで多岐にわたっています。アメリカ人参の神経保護作用はその成分であるジンセノシド(主にRb1, Rg1)によるものと考えられています。アメリカ人参は、さらにGABA調整能も有していることもわかっています。Kimらの報告によると、ジンセノシドは受容体でのリガンド結合能を調整することにより、GABA系神経伝達物質調節を行っていることがわかっています。ただ、その効果や睡眠障害に対するはっきりとしたメカニズムについてはわかっていません。今回の研究では、睡眠障害におけるアメリカ人参とGABA系調節因子との相互作用について明らかにしたいと思います。

対象と方法(一部抜粋)
オスのラカラットを11グループに分け、それぞれにかかる下記のように摂取させるました。
1、 Naive群 睡眠阻害も投与もしない群
2、 Control群 72時間の睡眠阻害のみの群
3、 GIN(50) アメリカ人参50mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
4、 GIN(100) アメリカ人参100mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
5、 GIN(200) アメリカ人参200mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
6、 PTX(0.5) ピクロトキシン(GABA調節因子)(0.5mg/kg)を8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
7、 PTX(0.5)+GIN(100) ピクロトキシン(0.5mg/kg)を事前投与した後アメリカ人参100mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
8、 FLU(0.5) フルマゼニル(0.5mg/kg)を8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
9、 FLU(0.5)+GIN(100) フルマゼニル(0.5mg/kg)を事前投与した後アメリカ人参100mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
10、 MUS(0.05) ムッシモール(GABAA選択的作動薬)(0.05mg/kg)を8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群
11、 MUS(0.05)+GIN(100) ムッシモール(0.05mg/kg) を事前投与した後アメリカ人参100mgを8日間投与し、5日目から72時間の睡眠阻害をさせた群

行動評価
・運動活性評価
運動活性評価はアクトフォトメーターを使用し行いました。以下省略。
・ミラーチャンバーテストによる不安様行動評価
詳細省略。

生化学的評価
組織学的評価や脂質過酸化、グルタチオン値、亜硝酸塩値、カタラーゼ値、スーパーオキシドジスムターゼ活性、血中タンパク質値(アルブミン値)、ミトコンドリア酵素複合体評価、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)デヒドロゲナーゼ活性、コハク酸デヒドロゲナーゼ活性(SDH)、MMT アッセイ、チトクロームオキシダーゼ活性、血漿中コルチゾール値、TNF-α活性について評価を行いました。

結果
72時間の睡眠阻害中の行動評価におけるアメリカ人参の効果と、GABA調節因子による影響
Naive群と比較して、72時間の睡眠阻害により運動活性は有意に障害され、また不安様行動が引き起こされました。(p<0.05)アメリカ人参投与群(100,200mg/kg)では、コントロール群と比較して運動活性が有意に改善し、不安様行動の抑制も確認されました。(表3,4)しかし、アメリカ人参50mg/kg内服群ではコントロール群と比較して有意と言えるまでの差は出ませんでした。アメリカ人参の効果は、GABA調節因子によって影響を受けるということもわかりました。フルマゼニル(GABA-BZD受容体拮抗薬)やピクロトキシン(GABA Cl–チャネル阻害薬を事前投与すると、アメリカ人参の効果が無くなることもわかりました。一方、ムッシモール(GABAA選択的作動薬)を事前投与すると、アメリカ人参の効果は有意に増強されました。

睡眠阻害による酸化ストレスに対するアメリカ人参の効果と、GABA調節因子の影響

表5に示すように、睡眠阻害によりグルタチオン値や亜硝酸塩値の上昇、グルタチオンやSOD、カタラーゼ活性の低下が認められ、酸化ストレスがかかっていることがはっきりとしました。(p<0.05)アメリカ人参(100,200mg/kg投与群)では、コントロール群に比べ、酸化ストレスの状態の有意な改善が認められました。(マロンジアルデヒド(MDA),亜硝酸塩値の緩和やSOD値やカタラーゼ活性、グルタチオン値の回復)さらに、ムッシモールを事前投与すると、アメリカ人参の抗酸化能が有意に増強しました。一方、ピクロトキシンやフルマゼニルを事前投与すると、アメリカ人参の効果は有意に減弱しました。

睡眠阻害によるミトコンドリア呼吸鎖酵素複合体活性の減弱に対するアメリカ人参の効果とGABA調節因子の影響

ミトコンドリア酵素複合体活性(NADHデヒドロゲナーゼ、コハク酸デヒドロゲナーゼ、チトクローム酸化活性)は72時間の睡眠阻害を行うと、native群と比較して有意な減弱が認められました。アメリカ人参(100,200mg/kg)投与群では、コントロール群と比較してミトコンドリア酵素複合体,,験萓が回復し、細胞生存能力が増加しました。しかし、アメリカ人参50mg/kg内服群では有意な効果は確認されませんでした。ムッシモール事前投与群では、アメリカ人参の効果の増強が認められ、ミトコンドリア酵素複合体活性の有意な改善がありました。一方、ピクロトキシンとフルマゼニル事前投与群では、アメリカ人参のミトコンドリア酵素複合体活性への効果は減弱しました。

睡眠阻害による血漿中コルチゾール値の上昇に対するアメリカ人参の効果と、GABA調節因子の影響

Native群と比較して、72時間の睡眠阻害を行った群では血漿中コルチゾール値の有意な上昇が認められました。アメリカ人参100,200mg/kg投与群ではコントロール群と比較して血漿コルチゾール値の上昇が抑制されました。(図4)50mg/kg投与群では有意な改善は認められませんでした。ピクロトキシンやフルマゼニル事前投与群ではアメリカ人参の効果は抑制されました。ムッシモール事前投与群ではアメリカ人参の効果は有意に増強されました。

睡眠阻害によるTNF-αに対するアメリカ人参の効果とGABAと調整因子の影響

表5に示したように、native群と比較して72時間の睡眠阻害は脳内TNF-α値の有意な上昇をもたらします。アメリカ人参100,200mg/kg投与群ではコントロール群と比較してTNF-α値の上昇が有意に抑えられました。(p<0.05)さらにピクロトキシンとフルマゼニル事前投与群ではアメリカ人参の効果が有意に抑えられ、TNF-α値の上昇が認められました。(p<0.05)一方、ムッシモール事前投与群では、アメリカ人参の効果が増強する結果となりました。

睡眠阻害を行ったマウス脳での神経学的形態に対するアメリカ人参の効果とGABA調整因子の影響

睡眠阻害後の視床-皮質の組織学的評価を行いました。各群での脳組織のダメージを示したものが図6気砲覆蠅泙后A反コ愿評価で、native群の脳は比較的ダメージを受けていませんでした。睡眠阻害をおこなった群ではpyknotic細胞(神経炎症による変化が起こっている細胞)の同定数が有意に増加しました。アメリカ人参100,200mg/kg投与群ではコントロール群と比較して神経炎症を反映した形態学的変化が抑制されました。GABA調整因子によりその効果は影響を受け、ピクロトキシンやフルマゼニル事前投与群ではアメリカ人参の効果は減弱し、ムッシモール事前投与群ではアメリカ人参の効果は増強しました。


Discussion
(一部要約)
今回の研究で、72時間の睡眠阻害はフリーラジカルの蓄積やミトコンドリア酵素複合体の活性の低下が起こることがわかりました。また睡眠阻害を行うと、睡眠サイクルを調整する脳内の様々な部位のGABA受容体の密度の変化をもたらすことも報告されています。酸化ストレスによってNADPHオキシダーゼ(NOX)2活性化とミトコンドリア酵素複合体の機能不全が起こり、それが結果としてGABA系ニューロン、抑制系に有害な作用をもたらすと考えられます。
さらに、睡眠阻害により視床下部-下垂体-副腎系(HPA)の活性化が引き起こされることも分かっています。コルチコステロンはGABA系シグナルに変化を及ぼします。つまり、受容体の形態を変化させ、前シナプスからのGABA放出を抑制します。またGAD65(GABAを生成する酵素)の濃度を変化させます。これが、もう一つ睡眠阻害によってGABA系シグナルがダメージを受けるメカニズムと考えられます。

今回の研究で、睡眠阻害下でアメリカ人参はそのGABA調整機能により神経保護作用を発揮することがわかりました。さらにピクロトキシン(GABA-Cl―チャネル阻害薬)やフルマゼニル(GABA-ベンゾジアゼピン受容体阻害薬)を事前投与すると、アメリカ人参の効果が阻害されることも確認されました。つまり、アメリカ人参にはGABA調整能があることが確認されたのです。
今回の研究で72時間の睡眠阻害を行うと、行動や生化学的影響だけではなく神経炎症が引き起こされることがわかりました。そしてアメリカ人参は上記の症状に対して神経保護的作用があることもはっきりとしました。


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睡眠時間を削る毎日。

しかしそれでも成し遂げなければならないことがある。

戦う頭脳にお勧めするサプリは、キロンの BREAKER

2カプセル中に入っているのは、アメリカ人参エキス200mg、GABA200mg、ラフマエキス200mg 。


睡眠サポートは不要という人には、キロンの COOL SWITCH が良いでしょう。

2カプセル中に入っているのは、イチョウ葉エキス120mg、アメリカ人参エキス200mg、大豆レシチン抽出物(ホスファチジルセリン)100mg、バコパエキス80mg 。


BREAKER と COOL SWITCH はアマゾンでも入手できます。

▼アマゾン
https://www.amazon.co.jp/


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